産業界との連携
GRIP知財ニュース2006年度号に小林教授の記事掲載(2007年3月) 日本経済新聞掲載 小林教授CTO就任 (2004年2月20日) Center News(2003年度後期版) 日刊工業新聞 小林教授 Center News(2003年度後期版) アナログチップデザイン社安田氏 Samuel UIIman 新聞各社掲載 ルネサステクノロジ社寄付講座(2004年1月22日) 日刊工業新聞掲載 アナログ集積回路研究会発足(2003年11月25日) 日経産業新聞掲載 電源用ICカメラ付携帯へ(2003年5月30日) 日本経済新聞掲載 半導体回路共同研究で(2002年5月2日) 日経産業新聞掲載 共同研究半導体製品化(2001年11月14日) 日本経済新聞掲載 電圧調整LSI外販(2001年11月14日) 1.半導体、エレクトロニクス・メーカー (1)三洋電機(株)セミコンダクタ・カンパニー 共同研究 「高速CMOS-ADコンバータの研究」 1997 - 1999 「ミックスドシグナルCMOS回路の研究」 2000 - (2)日本テキサス・インスツルメンツ社 同社の「University Program」に加入し、DSP研究・教育に関する支援を受けている。 (3)ルネサステクノロジ(高崎工場) アナログ回路グループの方と交流。 (4)(財)高柳記念電子科学技術振興財団 平成13年度研究助成 (テレビジョン発明者の日本ビクター(株)高柳健次郎氏からの基金) (5)半導体理工学研究センターとの共同研究(2002−2004) 武蔵工業大学堀田先生(半導体理工学研究センター)との共同研究(2006−) (6)LSI IPアワードデザイン・アワード 第4回 IPアワード研究助成 第6回 IPアワードIP賞 第8回 IPアワード研究助成 第9回 IPアワード研究助成 ↑ 2.計測器メーカー (1)アジレント・テクノロジ社 共同研究 「先端電子計測技術の研究」 2000 - (2)テラテック a)オシロスコープ等、波形のサンプリング技術 b)計測用超高速バイポーラAD変換器での技術交流 (3)東京測器研究所 共同研究 「計測用高精度集積回路設計技術の研究」2001-(北関東産官学研究会の研究助成を受ける) ↑ 3.特許出願 2010年度 [1] 傘 昊、小林 春夫 複素バンドパスΔΣAD変調器及びデジタル無線受信機 出願番号:PCT/JP2010/052873 出願日:平成22年2月24日 2009年度 [1] 神戸章宏、金田雅人、小林春夫、平田仁士、志村竜宏 包絡線追跡電源回路及び増幅装置 出願番号:特願2009−5026、出願日:平成21年1月13日 [2]小川 智彦、小林 春夫、 アナログ−デジタル変換器 出願番号:特願2009−275716 出願日:平成21年12月3日 [3] 小川 智彦、小林 春夫、松浦 達治 アナログ−デジタル変換器 出願番号:特願2009−275589 出願日:平成21年12月3日 [4] 田邉 朋之、小林 春夫、壇 徹 「完全デジタルPLL回路の高性能化」 出願番号: 特願2009−157749 出願日: 平成21年7月2日 2008年度 [1] 神戸章宏、金田雅人、小林春夫、平田仁士、志村竜宏、 包絡線追跡電源回路及びそれを含む高周波増幅器、 出願番号:特願2008-29333、出願日:2008年2月8日 [2] 小林春夫、木村圭吾、森偉文樹、山田佳央、光野正志、小堀康功、 可変遅延回路 特願2008-78851 出願日2008年3月25日 [3] 清水一也、金田雅人、小林春夫、松浦達治 八木勝義、阿部彰、益子耕一郎、 時間デジタル変換回路、 特願2008−058450、 出願日:2008年3月7日 [4] 森偉文樹, 山田佳央, 光野正志, 小林春夫、杉山寿男、 発明名称: スイッチング制御装置、 出願番号:特願2008-096079 出願日 :2008年 4月 2日 [5] K. Shimizu, H. Kobayashi, K. Mashiko, Analog-to-Digital Converter and Analog-to-Digital Converter Method, 発明番号: 出願日: 2008年3月14日、出願国:米国 2007年度 [1] 小堀康功、古谷哲也、小林春夫、DC−DCコンバータ、 出願番号 :PCT/JP2007/61737 出願日2007年6月11日 [2] 浅見幸司、小林春夫、田浦哲也、鈴木孝秀、宮島広行、 アナログデジタル変換装置、アナログデジタル変換方法、制御装置及びプログラム、 特願2007-338228 出願日2007年12月27日 2006年度 [1] 光野正志、張挺、劉愛燕、木村圭吾、小林春夫、小堀康功、特願:PCT/JP2006/308467号、名称:スイッチング電源回路、出願日:平成18年4月21日. [2] Masafumi UEMORI, Tomonari ICHIKAWA, Haruo KOBAYASHI, Koichiro MASHIKO, Application No.: 11/408951 (U.S.).Title: Band-pass Delta-Signam AD Modulator foe AD-Converting High Frenquency Naerrow Signal with Higher Precison adn Lower Consumption Power Application Date:April 24, 2006. [3] H. SAN, H. Wada, A. HAYAKAWA, H. HAGIWARA, Y. JINGU, H. KOBAYASHI, T. TSUKADA,Application No.: 11/408941 (U.S.).Title:Complex Band-pass Filter for Use in Digital Radio Receiver and Complex Band-pass Delta-Sigma AD Modulator.Application Date:April 24, 2006. [4] 小堀康功、古谷哲也、小林春夫、DC−DCコンバータ、特願2006-175408、出願日:平成18年6月26日. [5] 清水一也、元澤篤史、上森将文、高橋洋介、小林春夫、傘昊、高井伸和、ロレパスカル、連続時間ΔΣ変調器、特願2006-279230、出願日: 平成18年10月12日. [6] 小堀康功、古谷哲也、小林春夫、DC−DCコンバータ、特願2006-304320、出願日平成18年11月9日. [7] 清水一也、小林春夫、益子耕一郎、アナログ・デジタル(AD)変換器及びアナログ・デジタル変換方法. 特願2007-078969 出願日:平成19年 3月26日. [8] 木村圭吾、森偉文樹、小林春夫, 山田佳央、小堀康功、クロック遅延回路、特願 2007-82062、平成19年3月27日. [9] Y. Niki, H. Kobayashi, K. Mashiko, Current Mirror Circuit, US 2006/0202763 A1, Sept.14. 2006 2005年度 [1]仁木義規、小林春夫、益子耕一郎:特願2005-068179号 ,名称:電流ミラー回路、出願日:平成17年3月10日(STARCと共同出願) . [2]光野正志、木村圭吾、小林春夫、特開:2006-303120号(特願:2005-121593号)、名称:可変インダクタ、公開日:平成18年11月2日、(出願日:平成17年4月19日). [3]張挺、光野正志、小林春夫、小堀康功:特願2005-125763号、名称:スイッチング電源回路、出願日:平成17年4月22日. [4]傘昊、小林春夫、和田宏樹、早川晃、萩原広之、神宮善敬、小林和幸、塚田敏郎:特願2005-175242 号、名称:複素バンドパスフィルタ、複素バンドパスΔΣAD 変 調器、AD 変換回路及びデジタル無線受信機、出願日:平成17年6月15日. [5]Hao SAN, Haruo KOBAYASHI, Hiroki Wada, Atsushi Wada,Application No.: 11/157,848 (U.S.),Title: Complex Band-pass ΔΣ AD Modulator for Use in AD Converter Circuit,Application Date:June 22, 2005. [6]Hiroyuki HAGIWARA, Haruo KOBAYASHI, Hao SAN, Atsushi Wada,Application No.: 11/157,923 (U.S.),Title:DA Converter Circuits Provided with DA Converter of Segment Switched Capacitor Typem,Application Date:June 22, 2005. [7]萩原広之、元澤篤史、小林春夫、傘昊:特願2005-356688 号(PCT/JP2006/315200)、名称:高精度マルチバンドパスΔΣ 変調器、出願日:平成17年11月9日. [8] 上森将文、小林春夫、市川知成、益子耕一郎、特願2005-213039, 名称:バンドパスΔ尿D変調器及びデジタル無線受信機:平成17年7月22日(STARCと共同出 願). 2004年度 [1]小林春夫、早坂直人、小室貴紀、特願2004−063087号、名称:信号保持、アナログ・デジタル変換方法、信号保持装置、アナログ・デジタル変 換装置、および信号観測装置、出願日:2004年3月5日(アジレント・テクノロジー社と共同出願) [2] 原広之、小林春夫、傘昊、和田淳:特願2004-185198号、名称:DA 変換回路およびそれを用いたΔΣAD変調器、 出願日:平成16年6月23日 (STARCと共同出願) [3] 傘昊、小林春夫、和田宏樹、和田淳:特願2004-185206号、名称:複素バンドパスΔΣAD変調器、AD変換回路及びデジタル無線受信機、出 願日:平成16年6月23日(STARCと共同出願) 2002年度 [1] 本木義人、小林春夫 名称:デバイスの試験方法 出願日:2002年7月31日 出願番号:特願2002-223095 (アジレント・テクノロジー社と共同 出願) 2001年度 [1] 小林春夫、木村安行 名称:AD変換回路 出願国:中華民国(台湾) 出願日:2001年1月15日 出願番号:90100829 (三洋電機と共同出願) [2] 小林春夫、木村安行 名称:AD変換回路 出願国:米国 出願日:2001年1月19日 出願番号:09/766,257 (三洋電機と共同出願) [3] 小林春夫、木村安行 名称:AD変換回路 出願国:大韓民国 出願日:2001年1月20日 出願番号:10-2001-0003381 (三洋電機と共同出願) [4] 小林春夫、木村安行 名称:AD変換回路 出願国:中国 出願日:2001年1月21日 出願番号:01103009. 7 (三洋電機と共同出願) [5] 小林春夫、木村安行、小暮英行:特願2001−840807号、名称:AD変換回路の入力回路、出願日:2001年11月6日(三洋電機と共同出願) [6] 小林春夫、名野隆夫、大門孝幸、定村宏、進藤崇之:特願2001−840806号、名称:スイッチングレギュレータ回路、出願日:2001年11月6日(三洋電機と共同出願) 2000年度 [1] 小林春夫、傘昊、名野隆夫:特願2000-012705号、名称:チャージポンプ回路 出願日:平成12年1月21日 (三洋電機と共同出願) [2] 小林春夫、木村安行:特願2000−012706号、名称:AD変換回路 出願日:平成12年1月21日 (三洋電機と共同出願) [3] 木村勝、峯岸篤、小林謙介、小林春夫:特願2000−30154号 名称:コヒーレント・サンプリング方法と装置 出願日:平成12年10月2日(テラテックと共同出願) 1999年度 [1] 小林春夫、木村安行:特願平10−300999号、名称:トラックホールド回路及びトラックホールド回路用バッファ回路、出願日:平成10年10月 22日 (三洋電機と共同出願) [2] 小林春夫、木村安行:特願平10−301000号、名称:トラックホールド回路, 出願日:平成10年10月22日(三洋電機と共同出願) ↑ 4. 関連講演会
アナログ集積回路研究会のHPも合わせてご覧下さい。 2004年 [1] 1月19日(月)「高周波デバイスと回路および設計技術」セミナー総研501 2003年 [1] 5月27日(火)大橋祥男氏 (株)イーシー・ワン (元)三菱商事 「商社はベンチャー、工学部もベンチャー」 [9] 12月19日(金)群馬大学科学技術振興会セミナー 「アナログ技術の見直しで新産業を振興できないか?」 [10] 12月25日(木)セミナー 「アナログ混載LSIの設計技術と設計上の課題」 2002年 [1] 9月25日(火) SVBLコロキアム 堀田正生氏 (日立製作所) 「今、重要性を増すアナログ技術 - 群馬アナログ立国構想について - 」 2000年 [1] 6月15日(火) SVBL講演会 名野隆夫氏(三洋電機)「スイッチング電源回路」 [2] 9月11日(月) SVBLコロキアム Pasquale ARPAIA 助教授(イタリア国ナポリ大学) 「アナログ・デジタル変換器の国際標準化」 [3] 10月2日(月) SVBLコロキアム 清水英雄氏、名野隆夫氏「半導体分野の産学協同に関する討論会」 [4]技術セミナー 五十嵐未知人氏「フラッシュメモリ」 大石橋康雄氏(三洋電機)「バイポーラおよびバイCMOS LSI技術」 1999年 [1] 6月15日(火) SVBL講演会 Pasquale Daponte 教授 (University of Salemo, Italy) 1)Transient Signal Analysis by Wavelet Transform 2)A/D Converter Modeling and Testing [2] 7月18日(月) SVBL講演会 小林謙介氏・木村勝氏(テラテック)「高速波形計測のための等価サンプリング技術」 [3] 12月10日(金) 平成11年度群馬大学SVBL研究会 名野隆夫氏(三洋電機) 「高耐圧MOSトランジスタ回路シミュレーションの高精度化 - 産学協同の一事例 -」 森村正直氏 (元計量研究所) 「超高速・多次元計測の展望」 [4] 12月15日(水) 平成11年度群馬大学SVBL研究会 森村正直氏 (元計量研究所) 「高速・波形計測アルゴリズム」 1998年 [1] 7月18日(土) SVBL講演会 名野隆夫氏(三洋電機) 「DRAMの動作原理」 1997年 [1] 10月31日(金) SVBL講演会 名野隆夫氏(三洋電機) 「回路設計のためのMOSトランジスタ・モデリング技術」 ↑
5. 群馬大学工学部ニュース(186号、2001年1月掲載) 群馬大学サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボでは1997年の実質稼働以来、三洋電機(株)セミコンダクタカンパニー(群馬県邑楽郡大泉町)とLSI・半導体分野において精力的に共同研究・技術交流を進めてきている。AD変換器、電源回路、高耐圧デバイス、トランジスタ・モデリング、LSI CAD 等の分野において佐々木教授、伊藤(和)助教授、白石助教授、弓仲講師、筆者らは、研究討論、論文紹介、講演、工場見学、産学協同に関する討論等これまで30回を越える技術ミーテングを行ってきている。土曜日の朝から1日かけて行うこともあり、研究室の学生諸君には「学生時代で最も長い土曜日」を経験させている。これらの共同研究・技術交流を通じていくつかの研究成果が生まれ、群馬大と三洋電機で共同で論文・学会発表、特許出願を行ってきた。それをもとに三洋電機の技術者の一人は博士号を申請準備中である。また、その共同研究の一つとして、群馬大が主体になりAD変換器LSIを開発した。アーキテクチャ・回路の工夫により、低消費電力・少量ハードウェアで最高スピードができる構成になっており、その内容に関して特許出願3件(そのうちの一件は日本だけでなく米国、台湾、韓国、中国への外国出願準備中)を行った。このAD変換器LSIは三洋電機で製品化すべく、現在群馬大・三洋電機の双方で性能の完成度を上げるため設計の改良を行っている。日本の大学において、写真に示したような比較的大規模のアナログ・フルカスタム集積回路を設計・動作させた例は少なく、学会発表後は他のいくつかのメーカーからも問い合わせが来ている。日本のLSI設計の研究・教育に一石を投じるべく、学生とともに日夜奮闘している。(電気電子工学科 助教授 小林春夫) ↑ 6. 第4回SVBLコロキュウム「半導体分野の産学協同に関する討論会」 ◆清水英雄氏(三洋電機(株)セミコンダクターカンパニー経営企画室部長)からの主旨説明 私の社内&業界業務で共通する案件で、「設計力強化」と「産学共同開発」である事をお話ししましたが、大袈裟に言いますと、「日本の半導体産業の再活性」と「大学の活性化」が重要テーマであり、しかも両テーマが矛盾なく進められる案件でもあると考えております。従来このような案件は、中央の大学・大きな大学・先生が有名な大学などで議論され、全体への広がりに欠けた活動であったと思います。今後、お時間があれば、群馬大の先生方の忌憚のないご意見を伺いたく、ぜひ議論一度させていただきたく、お願い申し上げます。 工学部ニュース(171号、1997年12月号) ↑ 7. SVBLでの半導体メーカーの技術交流 群馬大学サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリ(SVBL)では 三洋電機(株)半導体技術開発研究所の田中紘資氏のグループと高速AD変換器の共同研究が進められている。その一環として10月31日に三洋電機の名野隆夫氏を講師として迎え、SVBLで "回路技術のためのMOSトランジスタ・モデリング技術" と題する1日セミナーを開催した。 LSI(大規模集積回路)を設計する際には回路のコンピュータによるシミュレーションが不可欠であるが、トランジスタ・モデリングはそのキーになる技術である。半導体メーカーの立場からこの技術の基礎から最先端技術までの紹介をしていただき、それに基づきSVBLの研究者と三洋電機の技術者の間で密度の濃い技術的な討論を行った。群馬大SVBLからはデバイス・回路・LSI CAD の分野の教官5名と学生10名が、朝9時30分から夕方5時まで長時間にわたりセミナー・討論に参加した。大学のエレクトロニクス専攻の研究者と半導体メーカーの第一線の技術者の技術交流はお互いにとって非常に有益であり、今後もこのような機会を設けていきたい。 (電気電子工学科 助教授 小林春夫) ↑ 8. 森村正直氏「超高速・多次元計測の展望」 講演要旨 はじめに 最近の相継ぐ事故によって科学・技術に対する信頼感が揺らいでいる。これらの事故は技術的な不備というよりは行政・管理側の技術軽視によるものと思うが、一方に於いて科学者・技術者が社会の動きに無関心ではいられない時代になってきていることを示唆している。我々研究者も何のために研究するかを深く認識する必要がある。 測学と計測技術計測学は定量的知識を取得することを目的として、これに関する手段、方法を追求するが、計測技術はそれを実現するための手法、装置の開発と、それを利用した新しい信頼性の高い商品の製造に寄与する。計測技術の研究は計測法の研究と計測器の研究とに分類できる。 超高速・多次元計測の意義 現代社会は狭い尾根の上を歩んでいる。安全性と信頼性を確保するために社会のあらゆる側面に計測が入り込むことが必要となる。これによって起こりうる異常を察知して事前に対応できるようになる。社会の重心が生産者から消費者に移りつつある。消費者の要求は多様であるから大量生産方式では対応できない。製品の個別化は検査技術の高度化を促す。また、より多くの情報の提供と物流の円滑化が要求されるようになり、これに対する信頼性・安全性の確保が急務となる。さらに、高齢化が進むにつれて高齢者の健康維持、医療体制の充実が不可避となる。このようなパラダイムシフトに対応するため、超高速・多次元計測が注目を浴びるようになる。 超高速・多次元計測の研究戦略と主要研究課題 端的に言えば位相計測技術である。各種の変動現象の計測の高精度化、リアルタイム化を図る。そのために、計測に特化した超高速デバイス・システムの開発を進める。超高速応答のために利用する物理現象の研究を進める。電子技術と光技術の融合により多次元計測の高化を図る。さらに基礎的にはセンサーの応答限界の研究が必要である。 周辺技術の高度化 超高速デバイスは必然的に超小型化される。一方計測用デバイスは一般の電子デバイスのように多量の供給は望めないから、少数のデバイス製造のための小型製造装置を開発する必要がある。また、超伝導を利用することによる超高速化のために小型無振動冷凍機の開発も必要である。さらに、超高周波・超小型アンテナによる無配線信号伝送技術の開発が望まれる。 超高速・多次元計測の適用 より多機能化する各種電子デバイス・光デバイスの性能検査が短時間で実施できるようになる。各種システムの動作を常時モニターし、異常の発生に迅速に対応できるようになる。SPM(Scanning Probe Microscope)その他の装置に組み込んで画像処理を高速化する。 低温動作計測システムの提案 超伝導デバイスとシリコンデバイスを組み合わせることにより超高速化が実現できる。超伝導デバイスは振動と磁界の影響を受け易いから、防振対策が必要で、そのためにマイクロマシン技術を使った超小型アクティブ防振台を開発する。 ソフトウェアによるジッター対策 超高速計測に必要なサンプリングにおける重要課題はクロックのジッターである。ジッターをなくすことは原理的に不可能であるから、データ処理によってジッターによる波形の歪みを軽減する。重み付き最小二乗法を適用した直交多項式へのあてはめが効果的である。初歩的なコンピューターシミュレーションの結果を紹介する。 ↑ 9. アジレント・テクノロジー株式会社からの共同研究の進め方の提案 (当研究室での産業界との共同研究の状況を外部の方にご理解していただくのに非常に良い内容と思いますので、あえてウェブ上で公開いたします。) 先日は充実した議論をしていただき感謝しております。共同研究が有意義なものになることがはっきりと実感できました。共同研究を推進して来た私としましても、一安心といったところです。またこの経験から、今後の共同研究の進め方について具体的なビジョンが得られました。「当方から先生に、現在の問題点や話題をなるべくいろいろなジャンルにわたって提示し、先生はその中から自由にテーマを選んで研究を進める。」という形態がよいのではないかと考えています。「調査・研究」のレベルに留まるテーマも在るでしょうし、研究の成果を当社の製品に盛り込むところまで到達する場合もあるでしょう。 企業の論理のみを振りかざして、短期的な製品化に結びつくテーマだけを追求するのではなく、数年間は腰を据えて取り組むつもりです。よろしくお付き合いください。当面のキーワードは、「電子計測」、「ADC/DAC」、「信号処理」などでしょう。さて、上記に加えて方共同研究の意味を若干拡大解釈することも考えております。以下の2点に関しまして、先生のお考えを聞かせていただければ幸いです。 1)計測関連技術者の教育について 計測は雑学にあたると考えています。従いまして「体系的なカリキュラムをこなせば一流の技術者になれる。」わけではなく、多くの創意工夫、試行錯誤を超える好奇心を持ちつづけた者が成長するジャンルに思われます。 新人にとって頼りになるものは少なく、ベテラン技術者でも、各自がもつ貴重なknow-howを、後進に伝えることが思うに任せず悩んでいるのが現状です。この状況を何とか打破したいと考えています。ひとつのアイデアとして、我々のもつknow-howを教科書にまとめることはどうでしょうか。また技術的な読み物も有効ではないかと考えています。技術は日進月歩であり、教科書で取り上げる話題は「解決済みの過去のもの」にすぐに風化します。そこで問題と解決方法を示すのではなく、問題の社会的背景、市場状況、他社動向、技術のトレンド、複数の解決策の中からなぜひとつを選択したか、などを記述して教育対象者にも問題解決に参加してもらう形式がうまく行くのではないかと考えております。ちょうど「ブルーバックス」のような、縦書きの読み物です。 2)我々の視野を広める活動について 自分が直面している問題が、他のジャンルの知識を使うと簡単に解決できる場合が多々あります。「柔軟な発想と広い視野」。言葉にすると陳腐ですが、計測の技術者には絶対に必要な素養だと思います。「最先端の分野では、被測定物と測定装置に性能の差が無いので、工夫しないと計れない。」というのはわたしの口癖です。この例では、測定装置の性能を上げる活動と、測定方法の工夫の2つの素養が技術者に求められていると思います。 (真面目な人ほど後者が疎かになりやすい傾向がありそうです。) ベテランほど自分の技術・経験に固執し工夫が無くなる傾向もあります。そこで新しい風を入れて、refreshする必要があります。具体的には産学の交流や異業種の交流を考えています。同業他社や我々の客先の動向の把握には興味がありません。もっとも我々がいきなり他の業種の会社をたずねて「交流しましょう。」と切り出すのは、まったく現実的ではありません。そこで先生の大学人としての立場から、仲立ちをお願いできないかと期待しております。先日のアーパイア先生との交流も、短期的な成果を期待したものではなく、異なる環境からの来訪者を受け入れることで当方のRefreshを目指していたとも言えます。今後2から3年の間は、大学との交流や学会への参加程度でも、当社が今までにやってこなかった分野ですので、十分にRefreshの効果があるでしょう。その後は、先生や我々にとって興味のあるところと積極的に交流をしたいと考えています。 大学人としての先生のお立場は、この目的には最高に合致していると思います。この目的のために特別な活動を先生にお願いするわけでは在りません。先生の通常の活動の中から自然と発生するものだと考えております。以上とりとめのない長い文章になってしまいましたが、よろしくお願いします。 ↑ 10. 研究室学生のインターンシップ 2007年 ・富士電機システムズ(D3-1人、B4-1人) ・シャープ(D1-1人、M1-1人) ・アドバンテスト(M1-1人) ・東芝LSIシステムサポート(M1-1人) ・東光(M1-1人) ・ヤマハ(M1-1人) ・ソニー(M1-1人) ・セイコーインスツルメンツ(B4-3名) ・住友電工(B4-1人) ・ルネサス・テクノロジ(B4-1人) 2006年 ・富士電機システムズ(D2-1名、M1-1名、B4-1名) ・東芝(M1-1名) ・東芝LSIシステムサポート(M1-1名) ・NECエレクトロニクス(M1-1名) ・セイコーインツルメンツ(B4-1名) ・フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(B4-1名) 2005年 ・フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(D1-1名、M1-1名) ・ルネサス・テクノロジ(M1-2名) ・NECエレクトロニクス(M1-1名) 2004年 ・三洋電機(M1-1名) ・ルネサス・テクノロジ(M1-3名) ・アナログデバイセズ(M1-1名) 2003年 ・三洋電機(M1-2名) ・日本テキサス・インスツルメンツ(M1-1名)、 ・セイコーインスツルメンツ(M1-1名) ・JR東日本(M1-1名) 2002年 ・三洋電機(M1-2名) 2001年 ・三洋電機(M1-2名) ↑ |